インターネットが普及し、会社・自宅でもWiFiが導入されると様々な家電がネットに繋がり、今までなかった機能を持つことで便利に扱うことができたりする事例が身の回りでも体感できるぐらいには増えてきました。
スマホや音声で電気やテレビを付けることや、電子レンジがネットから最新のレシピを受信して教えてくれたりと、機能や用途の幅は年々増えてきています。
その中で、「ドアの鍵」をスマートロック化する製品も以前より普及が始まり、今年より我が家でも導入を始め約3ヶ月半ほど使ってみたのでここで一つレビューしたいと思います。
そもそも玄関のドアをスマートロック化しようとした理由として、その少し前に家族のお出掛けから帰ってきた際、家の鍵が見つからず一時間ほど車内・カバンを探したことがあり、その件がきっかけで幾つかスマートロック系製品について調べていたことから始まりました。
聞いたところで「Qrio」だったり「Sesami」などの製品名がヒットしましたが、その中で注目したのが今回導入した「bitlock (ビットロック)」です。
正確には株式会社ビットキーさんの「bitlock LITE」という製品です。
今回bitlockに注目した点
ズバリ、『初期費用0円』・『月額300円』
このインパクト。
今まで調べた他社製品は初期費用として(当然ですが)本体価格が1~2万円、というのが導入の前提としてありましたが、bitlockはその本体代がそもそも0円という、導入にあたっての敷居を大幅に低くしている点が一歩踏み出す要素としてかなり有利に働いていると思います。
今回の私がそうです(笑)
とりあえず一ヶ月使ってみて合わなければやめる、というのを気軽に試せるのはユーザーとしては安心感がありますね。
ちなみに、「月額300円」というのは年払いの場合で、月払いの場合は「360円」となります。
今回私は期待も込めて年払いにしております。
本体が届きました
Webから注文で自宅へ本体が届きました。
選んだカラーは、黒。
(他に白とピンクがあります)
しっかりとした箱に梱包されています。
bitlock LITEです。
本体はこのように収納されております。
こちらの本体を自宅ドアのサムターンに取り付ける作業がbitlock導入の第一歩となります。
本体を注文する前に、自宅ドアのサムターンの形状が設置可能かどうかはある程度調べることができます。
bitlock LITEは、ある程度の種類の鍵のつまみ(サムターン)に対応しており、もし対応していなくてもオプションのアタッチメントパックでさらに対応の幅が広がります。
我が家の玄関の場合もアタッチメントパックの中からマッチする形状の部品があり無事設置することができました。
装着自体はbitlockアプリの説明に従って進めていき、スムーズにいけば割とすぐに終わります。
装着前に設置部分をキレイに拭き、サムターンに合う部品(ホルダ)を試しに合わせて回せるようでしたら接着テープでbitlock本体と一緒に接着する、これだけです。
bitlock LITEの装着完了
玄関のドアに設置するとこんな感じ。
3ヶ月半ほど使った状態なので若干の使用感はありますが、 bitlock設置後もこちら普通に手で回しても開錠したりロックしたりできるので設置前と同じ運用も可能です。
鍵が締まっている状態はつまみが上図のように横向き、
開いている状態は下図のように縦向きになります。
横から見た時はこちら。
我が家のドアの場合、元々のサムターンが太めだったため、アタッチメントパックで大きいものを当てがっています。
ドアによってはもっと薄く設置することも可能のようです。
ちなみにbitlock LITEは専門の工事も不要ですが、電池交換も自分で可能です。
一般的に売られている電池(型番:CR123A)で、使い方にもよりますが約450~600日ほど持つそうなのでしばらく電池交換は不要ですが、自分で簡単に交換できるのは良いですね。
また、本体代0円ですが、使用中に故障した際も無償交換できる保証になっているのが素晴らしいです。
スマートロック化したら今までの鍵は使えないの?
会社の休憩時間にこの話題が出た時に聞かれたのですが、スマートロック化しても今までの物理的な「家の鍵」はそのまま使えます。
鍵の開け閉めの方法が増えるだけで、中からは手でも鍵の開け閉めは可能ですし、外からは鍵穴にさして今まで通りに開錠・ロックはできますのでご心配なく。
スマホアプリでの開け・閉め、と、改善要望
bitlockでの鍵の開け閉め方法は幾つかありますが、スタンダートな方法としてアプリから「OPEN」「CLOSE」する方法です。
事前にスマホとbitlockのペアリングが済んでいればドア付近でbitlockアプリを立ち上げ、開錠する時は「OPEN」を、
閉める時は「CLOSE」状態になっているのでタップするとロックになります。
こちら、最初はスマホから玄関ドアの開錠が出来た時は「おぉー」となるのですが、普段は手で開け閉めした方が早いことは早いです。
個人的には家の鍵を紛失した時の「保険」的な要素が一つあるのでそれはそれで構いませんが、メーカーさんに改善が可能なら対応していただきたいのはこちら。
- アプリ起動から認識(認証)までの速度向上
- iOSの場合、アプリアイコンの3Dタッチからの開錠・ロック対応可
- また、TouchIDやFaceID認証で開錠・ロック可(つまりもっと迅速な鍵操作)
- 後述の手ぶら解錠の精度向上
というポイントが対応されるとより素晴らしいです。
正直、アプリ起動からアクセス認証を経て、スマホの近くのbitlockを検索してあれば「OPEN」もしくは「CLOSE」ボタンが出るまでの時間が長く感じます。
とにかく開錠・ロックまでの時間が短ければ短いほど物理キーの代替として使われる頻度は上がると思います。
普段主にbitlockで玄関ドアの鍵を開ける機能として、「手ぶら解錠」というものはよく利用します。
事前にbitlockの設置住所を登録しておくと、例えば半径200mに近づいた時にアプリから通知があり、アプリを起動しなくてもドア付近に近づけば自動で解錠される仕組みです。
例えばiPhoneの通知から見るとこんな感じ。
車で自宅へ帰る途中に通知がきて(14時29分)、その約2分後には手ぶら解錠機能により鍵もスマホも取り出すことなくドアの解錠ができています。
荷物を持っている時や鍵やスマホを出す時が面倒な時、便利で普段から活用しております。
ただ、この解錠もスムーズにされる時とされない時があり、されない時は5秒ほどはドアの前でジッと待つ場合があり、若干不審な様子に見えます(笑)
それを差し引いても便利な機能には変わりないので精度向上に期待したいです。
機能・精度向上には期待できそう!
bitlockは頻繁にアプリ側も本体のファームウェアも更新があり機能追加や精度の向上が図られています。
2019年10月現在も本体のファームウェア更新がありメーカー側も改善・改良に力を入れているのがユーザー側に伝わり安心感が持てます。
以上、商品到着~設置~使用感と要望までざっと書きましたが、如何でしたでしょうか。
bitlockの機能として、自分以外にもbitlockの合鍵を渡す機能や、ドアを開けてから一定時間後に自動でロックするオートロック機能等もありますが、また別の機会にレビューしたいと思います。
ということで家の鍵をスマートロック化できる製品、『bitlock LITE』の3ヶ月間半の使用感レビューでした。
初期費0円で、月額制のインパクトはかなり大きいので、この記事を読んで参考にしていただければ幸いです。
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