1年365日のほとんどを朝起きて、仕事行って、帰ってご飯食べて、子供と遊び、片付けしてお風呂入って寝る、というのを繰り返すのが私の通常ルーティンです。
特にそう決めたのではなく、どうしてもそうなってしまう、恐らく一般的な日々といっても過言ではないかもしれません。
そんな中、『リフレッシュ』な瞬間を生活に取り入れないと人によってはまいってしまうこともあり、認知できた時は時すでに遅しなところまで進行している話も聞いたりします。
それが大きなプロジェクトが終わった瞬間だったり、連休明けで日常に戻った瞬間だったり、何かに失敗した瞬間など、「通常ルーティン」から少し外れた時、身体ではなく心の面持ちがどうあるかで後追いしてくる精神的ダメージを受けるキャパシティが大きいか・小さいかで受けきれるどうか決まるように思います。
自分の場合は大抵の場合後追いしてくる精神的ダメージに「気づかない」のですが(笑)
若干重たい前置きはさて置き、生活に取り入れている『リフレッシュ』ってどのようなものがあるでしょうか。
旅行にでかける。
普段より少し贅沢な食事をとる。
好きな映画を観る。
ジムでトレーニングする。
人によってはこれ!というもの、または幾つか候補がある方もいると思います。
私の場合も幾つか思いつくのですが、たまに実行するリフレッシュ方法が、
『TEDでピンときたトピックのプレゼンを観る』
これです。
『TED』って?
TED、ご存知の方もいるかと思いますが簡単に説明しますと
Technology Entertainment Designの略で、「学術」「エンターテインメント」「デザイン」などの幅広い分野で活躍している専門家が、アイデアや想いをプレゼンテーションする場を開催・配信している非営利の団体です。
多くの人が知る著名人も参加してプレゼンする場合もあれば、初めて耳にする方、でも実はその分野では有名な方々が身振り手振り、とても上手くプレゼンするのを拝見することができます。
例えばどんなトピックがあるの?
TED観たいな、と思った時に私はYouTubeや専用アプリでサーっとスクロールして目に留まったタイトルの動画を再生するのですが、例としてこのようなプレゼンがあります。
[ プレゼンタイトル : プレゼンター名 (動画時間) ]
- 人はなぜ怒るのか そしてその怒りはなぜ健全なのか : Ryan Martin (13:06)
- 家族の夕食で教える政治 : Hajer Sharief (11:21)
- 子供を持つべき理由 : Wajahat Ali (13:00)
- 私たちが思う生物学的性別は間違ってる : Emily Quinn (14:01)
- 貯金をするための3つの心理的なコツ : Wendy De La Rosa (05:50)
- 職場恋愛に関する7つの質問 : Amy Nicole Baker (05:54)
- レゴを使ったアラビア語の教え方 : Ghada Wali (08:19)
どうでしょう。
この辺りは個人的に「あ、観てみよう」と思わせるタイトルで再生してしまうであろうプレゼンです。
ただTEDの凄いと思うところは、自分の人生とはおよそ無関係なトピックでも観たらつい最後まで観てしまい、「なるほど」と思わせてくれる内容もあります。
例えば、
- 高さ1.6キロメートルのビルは建てられるの? : Stefan Al (04:44)
- タバコは体にどんな影響を及ぼすか : Krishna Sudhir (05:13)
- 世界で最も冷たいものは何? : Lina Marieth Hoyos (04:27)
- 私は死という現実をどう味方にしたか : Emily Levine (15:27)
- ハイパーリンクはいかにすべてを変えたのか : Margaret Gould (03:33)
というプレゼンも観ると面白かったですし、知見が拡がり、観なければ一生のうちで知らなかったであろうワードや意味や考え方が入ってきます。
知識のサプリメント、といった感じでしょうか。
ということで「TED」の簡単な紹介でした。
TEDを観るには公式のYouTubeチャンネル、iOSアプリ、Androidアプリがあり、無料で視聴でき、ほとんどの場合日本語字幕がありますので難なく観れると思います。
[YouTube]
[Digital Cast TED 日本語]
最近観て少しでもためになったと思えたタイトルを一部紹介。
トランスジェンダーの人々と話し(彼らに耳を傾ける)方法
Jackson Bird (06:24)
勇敢な女の子を育てる為に冒険に挑戦させよう
Caloline Paul (12:41)
火星では今何時?
Nagin Cox (13:47)
冒頭で「TEDがリフレッシュの一つの方法」と言いましたが、
短いもので数分、長いもので20分前後のプレゼンを一本観終わった後に少し晴れやかになるケースがよくあります。
それが人を惹き込むような話し方やスライドで純粋に楽しめたのかもしれませんし、使っているようで使ってない、考えているようで日々に埋没している自分の脳(や考え方)に少し刺激を与えてくれたのかもしれません。
「プレゼン」は講演や会社での会議など然るべき舞台がある場合もあれば、同僚や友達、義理のお父さんなんかと話す時でも形は違えど大なり小なり発生します。
そんな中でTEDプレゼンターのように人を惹き込むような要素を僅かでも持って話すとより良いコミュニケーションが出来るかもしれない、そんな見方もあると思います。
大人の教育番組としてサッと観れる「TED」、気になるタイトルがあれば一度観てみては如何でしょうか。
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